素敵なITエンジニアとは
これまで沢山のエンジニアの方と仕事をしてきましたが、現場レベルで仕事しているエンジニアの方で残念ながら尊敬できる日本のエンジニアに出会うことがありませんでした。
それを私なりに分析した上で私の思う素敵なエンジニアとはを記事にまとめてみました。
挨拶しないエンジニア
挨拶しないエンジニアが本当に多い。
立場が上のエンジニアになぜか挨拶しない傾向が強い。
そのようなエンジニアが採用面接を行ったりするが、マナーが出来ていないとか、挨拶も声が小さいとかで不採用にしたりする。
自分以外をディスるエンジニア
他のエンジニアをディスるエンジニアがいます。
ディスることで自分が凄くできるかのようにアピールするエンジニアは本当に沢山います。
また、IT業界でそういうような慣習があるところがあります。以前私が所属した会社では部下や後輩、他社までディスるような会議をしているところがありました。
自分たちには全然自覚はなかったと思いますが、毎回会議は不愉快でした。
教えないエンジニア
質問しても、「質問する前に自分で調べろ」や「もっと調べてから聞きにこい」などというエンジニアがいます。
確かに自分で調べることは大切かもしれませんが、ほぼ未経験のエンジニアやプロジェクトに入りたてのエンジニアには程度の道筋をつけてあげることが必要に思います。
また、チームとしてのスキルレベル向上や作業効率を考えるとそこは教えるべきで、結局工数があふれプロジェクトが炎上していきます。
ダメ出ししかしないエンジニア
ダメ出しすることが先輩や上司の仕事だと思っているエンジニアも多いです。
重箱の隅を突くようなどっちでもいいようなことに対して指摘はしても、出来たことに対しての評価はしません。
これもディスるエンジアに通じるところがあると思いますが、自分の優秀さを間違ったかたちでアピールしているようにしか思えません。
常識的で無いITエンジニアの世界
ITエンジニアはコミュ障と言われかねない理由は、こういうところにあると思います。
私は上の者が良い手本を見せないといけないを小中学校レベルで教わってきましたが、他のエンジニアの方もきっと教わってきているはずである。
ただITエンジニアの世界は全く逆のように思えます。
素敵なエンジニアとは
私はこれまでに書いたエンジニアの特異な常識と逆にすることで素敵なエンジニアになれると思います。
とても簡単なことです。
それだけで、みんなが気持ちよく働けて良い結果が導きだせると思っています。
昔、聞いた話で海外では、同じ会社に勤めていると部署が違っても挨拶をすると聞きました。
また、海外のエンジニアと仕事したとき、惜しみなくいろいろなことを教えてくれました。
これだけインフラが発達しているにも関わらずITに関して日本のレベルが低いのはこういうところにあるのではないかと思います。
資格は必要?
会社に所属しているITエンジアの方なら資格を取得するように言われることも多々あると思います。
資格取得について私なりの見解を記事にしました。
ITエンジニアの仕事に資格はいらない
ITエンジニア向けの資格は沢山あります。実のところ資格がないとITエンジニアはできない仕事ではありません。
また、資格がないからといって不利なことはないと思っています。
実際、採用においてもほとんどの採用担当者が、資格より経験を重視するそうです。
会社から言われる資格取得は、人事評価で簡単に評価できる指針にもなります。
そのため上司には資格を持っていないと同じスキル、経験年数の場合、資格を持っている方が有利と言われ、資格取得を促されることもあります。
これは上司が人事評価行う際に資格取得でしか評価ができないことの言い訳としか思えません。
これは前回、記事にしましたSES事業会社あるあるの一つです。
実際、私はこれまで資格取得を促されたのがSES事業会社に在籍したときしかありません。
SES事業会社が会社のブランディングに利用するためもあります。
(求人内容に○○資格取得者 ○○名など)
日本のIT資格のほどんどが海外では通用しない。
ITエンジニアは海外でも仕事がしやすい職種と言われています。
いずれは海外で働きたい。そのためにITエンジニアとして働いている方もいらっしゃると思います。
しかし、日本の資格のほとんどは海外では通用しないと海外の就職エージェントの方から伺いました。
将来は海外で働くことを想定されている場合は、海外でも通用する資格を取得することをお勧めします。
IT 国際資格 まとめ - 資格 - ランキング | 資格 ランキング&ガイド | 資格難易度、役立つ資格など、まとめ
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ITエンジニアとして資格取得は必要ないが勉強は必要
ITエンジニアとして成長するためには日々勉強が必要になります。
そのモチベーションを保つために資格試験にチャレンジすることは大変良いことだと思います。
会社の人事評価のための資格取得は、知識として身に付きません。
それは目的意識が違うからです。
ITエンジニアとして成長するためには勉強の延長線上に資格取得があってほしいと思います。
システム開発会社への就職、転職
これからシステム開発会社に就職、転職をしよう思っている方にシステム開発会社について知っておいていただきたいことを記事にしました。
システム開発会社には、自社開発会社とSES事業会社があります。
自社開発企業は自社のサービスや顧客より請け負ってシステムを自社で開発している会社と容易に想像できると思います。
注意してほしいのはSES事業会社です。
SES事業会社について少し詳しく記事にしました。
SES事業会社とは
技術者の派遣を主なサービスとしている会社です。
実態はシステム開発会社ではありません。
SIerと呼ばれる大手システム開発会社が受注した案件に対してパートナーと言われる下請け会社、孫請け会社の技術者を現場に派遣する事業です。
中小のシステム開発企業に多く、SES事業とは謳っていませんがSES事業を行っている会社がほとんどです。
SESの良くないところ
SES事業会社は、技術者を派遣することで売上をあげる会社なので、
IT知識に乏しくても営業ができるため、未経験で派遣されたり、スキルのミスマッチがあることがよくあります。
IT業界は労働環境が良くないといわれますが、これもSES事業会社では労務コントロールがしにくいため、過酷な労働環境におかれることが原因になっていることもあります。
スキルアップに関しても三次請け以下になると、作業範囲が限られてくるため、スキルアップが望めません。
人事考課においてもSES事業企業は、派遣先の環境や立場位置があるので、評価が曖昧になり、資格取得や通常業務外のことでしか評価できない会社が多くあり業務上での評価が行われない(できない)ことが多くあります。
就職、転職時にSES事業会社を見極める。
- 勤務先がプロジェクト先となっている。
- 社員数のわりに事務所が小さい
- 社員旅行、親睦会など会社の雰囲気のアピールが強め。
- 自社のシステム開発内容についての詳細がない。
最後に
私は最初に自社開発の会社に入社しました。システム開発の基本的な流れを広く
学ぶことが出来たと思います。その後、SES事業会社にも在籍しましたが、
SES事業会社では多重請負の構造上、成長が難しいことを実感しています。
システム開発会社に技術者として就職、転職を考えられている方には自社
開発会社をおすすめします。
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「私の肩書はシステムエンジニア?」ブログについて
現役ITエンジニアとして20数年働くひろのブログです。
これまで日本で複数社を渡り歩き経験してきたことを中心に発信するオピニオン系のブログです。
システム開発はブラックなイメージがあります。確かにこれまでもやめていく仲間が
沢山いました。まだ若いITエンジニアの何かヒントになれば、と思い記事を書いていきたいと思います。
■プロフィール
関西出身
自社開発企業、SES企業の5社にこれまで所属
- 作者: 夏海公司,Ixy
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